開催済み 研究成果報告会・セミナー

平成23年1月27日(木)
知的財産セミナー
特許庁委託 平成22年度招へい研究者 研究成果報告会の御案内

(財)知的財産研究所では、特許庁から委託を受けた産業財産権研究推進事業の一環として、欧米やアジア諸国等の産業財産権分野の研究者を招へいし、我が国における今後の産業財産権制度の政策の基礎となり得る研究テーマについて研究を行わせています。

この度、平成22年7月中旬より招へいした中国の研究者が1月末に約6か月半の招へい期間を終えて帰国する予定です。そこで、研究成果の発表及び参加者との意見交換を行う場を設けるために、研究成果報告会を下記のとおり開催いたしますので、御案内申し上げます。

日 時 平成23年1月27日(木) 15:00-17:00 (14:30受付開始)
会 場 (財)知的財産研究所 会議室
東京都千代田区神田錦町三丁目11番地 精興竹橋共同ビル5階
          東京メトロ東西線 竹橋駅(3b出口)より徒歩3分
          東京メトロ半蔵門線、都営新宿線・三田線 神保町駅(A9出口)より徒歩3分
参加費 無料
定 員 60名(先着順)
プログラム
14:30 受付開始
15:00 開会・主催者あいさつ
15:05~16:35 A Comparative Study of Passing off
among the Countries of the United Kingdom(the UK),Japan and China
英国、日本及び中国の詐称通用に関する比較研究(仮訳)
Li Yan (李 艳 リ・イェン) 招へい研究者

(※研究者の発表は英語で行い、日本語の逐次通訳が付く予定です。)
16:35~17:00 質疑応答
17:00 閉会

申込方法 受付終了いたしました。
申込締切り

平成23年1月26日(水)
※定員になり次第締め切らせていただきます。

問い合わせ先 (財)知的財産研究所 岩井(いわい)
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町三丁目11番地  精興竹橋共同ビル5階
Tel:03-5281-5672;   Fax:03-5281-5676;

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A Comparative Study of Passing off among the Countries of the United Kingdom(the UK),Japan and China
英国、日本及び中国の詐称通用に関する比較研究(仮訳)
Li Yan (李 艳 リ・イェン) 招へい研究者

【Abstract】

Passing off is a tort that misrepresents the goods of the defendants as the goods of the plaintiff, usually by using the plaintiff’s indications as means of misrepresentation. Passing off prevention origins from the UK common law. However, in the statute countries such as Japan and China, there are the Unfair Competition Prevention Act in Japan and the Anti-Unfair Competition Act in China. In the two statutes, there are the provisions of passing off which are similar to the law of passing off in the UK. In this research, a comparative study about passing off is made among the UK, Japan and China. Principles of passing off in the three countries have something in common and also have differences. Passing off is regarded as one act of unfair competition in the three countries. By comparing the four aspects of the types of indications, the elements of passing off, legal liability, the relationship between passing off and trade mark law in the three countries, the conclusions have been drawn that the law of passing off in the UK and passing off provisions of the Unfair Competition Prevention Act in Japan are quite similar and satisfy changes of commercial situations. However, the passing off provisions of the Anti-Unfair Competition Act in China seem under development. Suggestions will be made to narrow the gap between the UK, Japan and China.

 【概要】 (仮訳)

詐称通用(パッシング・オフ)は、被告の商品を原告の商品と偽って通用させる不法行為であり、通常、不実表示手段として原告の表示を用いられる。詐称通用の防止は英国慣習法に起源を有する。しかし、日本や中国など成文法の国において、日本には不正競争防止法が、中国には反不正当競争法がある。これら二つの成文法には英国の詐称通用と類似した規定がある。この研究においては、英国、日本及び中国について詐称通用の比較研究を行う。これら三か国における詐称通用の原則は共通点と相違点がある。これら三か国では、詐称通用は不正競争行為の一つと考えられている。表示の種類、詐称通用の要素、法的責任、及び詐称通用と商標法との関係という四つの観点を比較することによって、詐称通用に関する英国法と日本の不正競争防止法の詐称通用規定は、極めて類似しており、ビジネス状況の変化を満足しているという結論を得た。しかし、中国の反不正当競争法の詐称通用規定は発展途上のように思われる。英国、日本及び中国の間の隔たりを埋めるための示唆を行う。

【略歴】

 中国・山東大学(Shandong University)を卒業後、陝西省(Shaanxi)西安市(Xī'ān)の西北政法大学(North West University of Politics and Law) の講師、副教授を務める傍ら、同大学の修士課程で修士を取得し、その後、中国社会科学院知識産権中心の博士課程で博士の学位を取得し、現在、西北政法大学副教授。

【招へい期間】 平成22年7月15日~平成23年1月29日(予定)

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