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セミナー・研究成果報告会

平成28年3月17日
知的財産セミナー 特許庁委託 産業財産権研究推進事業
平成27年度招へい研究者 研究成果報告会 の御案内

一般財団法人知的財産研究所では、特許庁から委託を受け、我が国の適切な産業財産権制度の設計・構築を推進するために、産業財産権に関する制度調和や制度整備が中期的に必要となる研究テーマについて、主に将来を担う国内外の研究者に研究を行わせ、我が国・諸外国の産業財産権に精通した研究者を輩出することを目的とした産業財産権研究推進事業を推進しています。その一環として、外国から研究者を招へいし、産業財産権に関する制度調和が必要となる研究テーマについて研究する機会を提供しています。

この度、平成27年9月から招へいの台湾の研究者及び10月から招へいの韓国の研究者が、それぞれ約6か月、約5か月の招へい期間を終えて帰国する予定です。そこで、研究成果の発表及び参加者との意見交換を行う場を設けるために、研究成果報告会を下記のとおり開催いたしますので、御案内申し上げます。

日 時 平成28年3月17日(木)13:00-17:05 (12:30受付開始)
会 場 一般財団法人知的財産研究所 5階会議室 (地図
東京都千代田区神田錦町三丁目11番地 精興竹橋共同ビル5階
          東京メトロ東西線 竹橋駅(3b出口)より徒歩4分
          東京メトロ半蔵門線、都営新宿線神保町駅より徒歩8-10分
          都営三田線 神保町駅(A9出口)より徒歩3分
参加費 無料
定 員 60名(先着順)
プログラム
12:30 受付開始
13:00 開会・主催者挨拶
13:05~15:00 Comparative Analysis of Inventive Step/ Nonobviousness Standard and Case Study Thereof – from the Aspect of “the Problem to Be Solved“
『進歩性/非自明性基準の比較分析とその事例研究 -解決すべき課題を中心として』 (仮訳)

Chou, Chih-hao (シュウ・シハオ)招へい研究者
(※研究者の発表は英語で行い、日本語の逐次通訳が付く予定です。)
15:00~15:10 休憩
15:10~17:05 A Study on the Status of Software Patent Protection in Japan – Comparison with Status in Korea
『ソフトウェア特許の日本と韓国における保護の状況についての比較研究』 (仮訳)

Yoo, Jihye (ユ・ジヘ)招へい研究者
(※研究者の発表は英語で行い、日本語の逐次通訳が付く予定です。)
17:05 閉会
申込方法 1)WEB申込み(推奨)
★参加申込フォームに必要事項を入力の上、送信してください。
WEBでの申込み(SSL対応)
2)E-mail申込み
★参加申込メールに必要事項を入力の上、送信してください。
E-mailでの申込み
3)FAX申込み
★参加申込書をダウンロードし、必要事項を記入の上、お送りください。
Fax:03-5281-5676
参加申込書ダウンロード
申込締切り

平成28年3月16日(水)
※定員になり次第締め切らせていただきます。

問合せ先 一般財団法人知的財産研究所 金子(かねこ)
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町三丁目11番地  精興竹橋共同ビル5階
Tel:03-5281-5672;   Fax:03-5281-5676;
E-mal :invit-seminar15@iip.or.jp

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Comparative Analysis of Inventive Step/ Nonobviousness Standard and Case Study Thereof – from the Aspect of “the Problem to Be Solved“
『進歩性/非自明性基準の比較分析とその事例研究 -解決すべき課題を中心として』 (仮訳)

Chou, Chih-hao (シュウ・シハオ)招へい研究者

【Abstract】

The legal concept of invention sprouted in the 16th century, however, there are still remarkable distinctions involving the determination of inventive step (nonobviousness) among different intellectual property offices. These distinctions may result from the diversities of doctrines, methodologies of assessment, and policies. This lack of uniformity has resulted in great concern of those engaged in global commerce and, therefore, the harmonization of the inventive step standards is becoming more and more important. This research provides a comparative analysis of inventive step standards among the European Patent Office (EPO), the United States Patent and Trademark Office (USPTO), the Japan Patent Office (JPO), and the Taiwan Intellectual Property Office (TIPO), focusing the definition of inventive step and the applicable law, scope of prior art, level of a person skilled in the art, and assessment of inventive step of the above offices. Owing to the fact that, while assessing the inventive step, “the problem to be solved by the claimed invention” can usually provide objectively logical articulation about the rationale to combine the different teachings of prior art, this research will try to analyze the assessment of inventive step from the aspect of “the problem to be solved” and illustrates the differences among the above offices via some representative case studies. Finally, conclusion and suggestion will be made in the hope that the result of this research can assist in the further harmonization involving inventive step determination.

 【概要】 (仮訳)

発明の法的概念は16世紀に芽生えたものの、各国の知的財産庁の間での進歩性/非自明性の判断に関しては依然として顕著な違いがある。ここのような統一性のなさが、国際的な商取引に従事する人々に大きな懸念を抱かせており、進歩性基準の国際的調和の重要性はますます増している。この研究では、欧州特許庁(EPO)、米国特許商標庁(USPTO)、日本国特許庁(JPO)と台湾特許庁(TIPO)の間の進歩性/非自明性基準(評価)の比較分析を行うことを目的とする。特に上記各庁による進歩性の定義、適用可能な法、先行技術の範囲、当業者のレベル、進歩性判断などについて焦点を当てる。進歩性判断においては、「クレームされた発明により解決すべき課題」が、通常、二以上の引用した先行技術(引用発明)を組み合わせる動機つけの理由に客観的な論理を与えるので、この研究では「解決すべき課題」の観点から進歩性判断の分析を試み、代表的な事例をいくつか研究して、進歩性/非自明性の判断に関して各庁での違いを調べる。最後に、研究の結果が進歩性の判断に関する調和を進める上で役に立つことを願って、結論と提言を述べる。

【略歴】

国立台湾大学にて化学工学学士、修士、博士取得後、現在、台湾経済部知慧財産局(台湾特許庁)審査官。

【招へい期間】平成27年9月24日~平成28年3月19日(予定)

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A Study on the Status of Software Patent Protection in Japan – Comparison with Status in Korea
『ソフトウェア特許の日本と韓国における保護の状況についての比較研究』 (仮訳)

Yoo, Jihye (ユ・ジヘ)招へい研究者

【Abstract】

Software patents have been preferred by inventors, in that patents can give a very powerful and desirable protection, so that the owner of patent may prevent any unauthorized person from making, using, or selling the patented software invention. Software patents, on the other side, also have negative respects, including that it is hard to grasp the scope of patented invention. Software invention usually claimed in the form of means-plus-function because it is hard to be expressed by conventional ways such as structures, materials of invention, and this way of claiming seem to make the scope of software patent more difficult to be understood. Although it is not the problems only for software, it is hard to deny that these problems can be more serious in software fields. Indeed, there are a lot of cases which reveal unstable position of software patents. To solve these problems, each country has been tried to give some standards for making clear the scope of patent claim in different ways. Above all, this research aims to analyze the status of software patent protection in Japan and Korea, especially focusing on the interpretation of claim of software invention, in order to have a better understanding of the scope of software patent protection.

 【概要】 (仮訳)

ソフトウェア特許は、その特許権者が第三者によるソフトウェア特許発明の製造、使用、販売を妨げることができるという非常に強力で魅力的な保護を与えてくれるため、発明者に好まれてきた。他方で、ソフトウェア特許には負の側面があり、その中には、特許発明の範囲を把握することが難しい点も含まれる。ソフトウェア発明は、構造や材料の発明のように従来の表現形式で記載するのが難しいため、通常ミーンズ・プラス・ファンクションの形式で請求項が記載されるが、そのゆえに、発明の範囲を理解するのがさらに困難となっている。この点はソフトウェアに固有の問題ではないものの、ソフトウェア分野では特に重大な問題であることは否定できない。実際、ソフトウェア特許の不安定な地位を露わにした多くの判例がある。これらの問題を解決するために、各国それぞれの方法で発明の範囲を明確にする基準作成が試みられてきた。本研究は、日本と韓国におけるソフトウェア特許の保護の状況を分析し、特にソフトウェア発明の請求項の解釈に焦点をあて、ソフトウェア特許の保護範囲のより良い理解に資することを目的とする。

【略歴】

光云大学にて工学士、法学修士、国立江原大学にて法学博士、法学学位取得後,同大学法学専門大学院講師、現在同大学比較法律研究所研究委員(知的財産)。

【招へい期間】平成27年10月20日~平成28年3月19日(予定)

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