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開催済み セミナー・研究成果報告会

平成29年11月15日(水)
特許庁委託 産業財産権研究推進事業
平成29年度招へい研究者 研究成果報告会

一般財団法人知的財産研究教育財団、知的財産研究所では、特許庁から委託を受け、我が国の適切な産業財産権制度の設計・構築を推進するために、産業財産権に関する制度調和や制度整備が中期的に必要となる研究テーマについて、主に将来を担う国内外の研究者に研究を行わせ、我が国・諸外国の産業財産権に精通した研究者を輩出することを目的とした産業財産権研究推進事業を推進しています。その一環として、外国から研究者を招へいし、産業財産権に関する制度調和が必要となる研究テーマについて研究する機会を提供しています。この度、インドの研究者が11月中旬に約2か月の招へい期間を終えて帰国する予定です。そこで、研究成果の発表及び参加者との意見交換を行う場を設けるために、研究成果報告会を下記のとおり開催いたしますので、御案内申し上げます。

日 時 平成29年11月15日(水)13:30-15:30
(13:00受付開始・開場 これ以前には入場できない場合があります。)
会 場 一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産研究所 5階会議室 (地図
東京都千代田区神田錦町三丁目11番地 精興竹橋共同ビル 5階
          東京メトロ東西線 竹橋駅(3b出口)より徒歩5分
          東京メトロ東西線 竹橋駅(1b出口)より徒歩4分
          東京メトロ半蔵門線、都営新宿線神保町駅より徒歩8分
          都営三田線 神保町駅(A9出口)より徒歩3分
参加費 無料
定 員 60名 (先着順)  
プログラム
13:00 受付開始
13:30 開会・主催者挨拶
13:35-15:05 "Protection of Computer Software and its Impact on Software Industry in Japan and India: Empirical and Comparative Study"
『コンピュータソフトウェアの保護とそれによる日本及びインドのソフトウェア産業に対する影響 : 実証及び比較研究』 (仮訳)

Ravindra Chingale (ラヴィンドラ・チンガレ)招へい研究者
(※研究者の発表は英語で行い、日本語の逐次通訳が付きます。)
15:05-15:30 質疑応答
15:30 閉会

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“ Protection of Computer Software and its Impact on Software Industry in Japan and India: Empirical and Comparative Study “
『コンピュータソフトウェアの保護とそれによる日本及びインドのソフトウェア産業に対する影響 : 実証及び比較研究』 (仮訳)

Ravindra Chingale (ラヴィンドラ・チンガレ)招へい研究者

【Abstract】

In 2013, Indian Patent Office came up with guidelines for computer related inventions. Although there were some steps mentioned in the manual of patent office practice and procedure, this is the first time that the IPO specifically drafted guideline for such inventions. The second set of guidelines was published in 2015. Further, it has undergone rounds of discussion till it was finalized in the month of February 2016. However, the same was criticized. On June, 30, 2017 the Patent Office of India streamlined and modified the earlier guidelines and published on its website. Japan Patent Office also has guidelines to examine patent applications for computer software related invention. It is seen that various patent offices in different countries have their own examination guidelines. These guidelines are important not only for the patent examiner but also for patent attorneys and software engineers (developers). However, it is observed that there is no uniformity in the guidelines and method of examination in various countries. Thus, these differences in approaches and opinions inter alia affect protection of software or computer related inventions, which ultimately affect the software industry. Considering the abstract and fast changing nature of software, it is important to have uniform method for examination. The jurisprudence of software patent is constantly evolving. In USA after the Alice Case (2014) US Federal Circuit gave significant decision in McRo case (September 2016) which elaborated the concept of patentability of Software patent. After the decision, the response from industry was much positive so as to provide greater stability to US patent system and its digital economy. Software industry in Japan and India has huge potential and they are contributing significantly in their economy. Thus it is important to study impact of protection of Computer Software on Software Industry in Japan and India in terms of software engineers, patent examiners and patent attorneys etc. so as to come up with harmonize solution to determine uniform criteria for patentability of software related invention.

【概要】 (仮訳)

2013年インド特許庁は、コンピュータ関連発明の審査基準を策定した。特許庁の実務と手続きのマニュアルには幾つかのステップが言及されているが、インド特許庁がその種の発明の審査基準を詳細に記載するのは初めてのことである。2015年には2番目の審査基準が発行された。さらに一連の議論を経て2016年2月に最終稿がまとまったが、これには批判があった。2017年6月30日、インド特許庁はそれまでの審査基準を簡素化、修正してウェブサイトに掲載した。日本特許庁にもまたコンピュータソフトウェア関連発明の審査基準がある。それぞれの国で各国独自の審査基準を有する状況が見受けられる。審査基準は、特許審査官にとってだけでなく、弁理士、ソフトウェアエンジニア(開発者)にとっても重要である。しかし、各国間で審査基準や審査基準の統一性に欠けているようである。そして、これらの差異は、ソフトウェア又は関連発明の保護に影響を与え、ひいてはそればソフトウェア産業に影響を与えている。ソフトウェアの抽象性や変化の速さを考慮すると、審査方法を統一することが重要である。ソフトウェア特許の法理は常に進化している。米国では、アリス事件(2014年)後、連邦巡回裁判所が、McRo事件(2016年9月)で重要な判決を下し、ソフトウェア特許の特許性の概念を詳細に述べた。産業界は、この判決は米国特許制度及びそのデジタル経済の安定性に寄与するものと強く支持している。日本とインドのソフトウェア産業は非常に大きな可能性を有し、経済にも多大に寄与している。そこで、ソフトウェア関連発明の特許性の基準統一による制度調和の解を見出すために、日本とインドにおけるコンピュータソフトウェアの保護のインパクトについてソフトウェアエンジニア、特許審査官、弁理士等の観点から研究することは重要である。

【略歴】

インド、ビディアピース大学法学修士、国立法大学デリー PhD(法学)、現在、弁護士、インド最高裁判所Advocate

【招へい期間】

平成29年9月21日~平成29年11月18日(予定)

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