知財研セミナー
「我が国の営業秘密情報財保護政策の向かう先—シリコンバレーのイノベーションを促進するカリフォルニア州の営業秘密法との比較をもとに」

一般財団法人知的財産研究教育財団では、国内外の知財情勢に精通している方をお招きし、知的財産に係る制度運用の動向や注目判決等を皆様にご紹介する活動を行っております。このたび、Morgan, Lewis & Bockius LLP東京オフィスから弁護士(日本国、カリフォルニア州)、弁理士である荒木 昭子氏をお招きし、「我が国の営業秘密情報財保護政策の向かう先—シリコンバレーのイノベーションを促進するカリフォルニア州の営業秘密法との比較をもとに」と題して、ご講演をいただくことになりましたので、ご案内いたします。 皆様、奮ってご参加ください。

開催概要

日 時 2020年1月15日(水)15:00-17:00 (14:30受付開始)
講 演

「我が国の営業秘密情報財保護政策の向かう先—シリコンバレーのイノベーションを促進するカリフォルニア州の営業秘密法との比較をもとに」

講師:荒木 昭子 氏
Morgan, Lewis & Bockius LLP東京オフィス 弁護士(日本国、カリフォルニア州)、弁理士

会 場 一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産研究所 会議室 (アクセス

【住所】
東京都千代田区神田錦町三丁目11番地 精興竹橋共同ビル 5階
東京メトロ東西線 竹橋駅(3b出口)より徒歩5分
東京メトロ東西線 竹橋駅(1b出口)より徒歩4分
東京メトロ半蔵門線、都営新宿線神保町駅より徒歩8分
都営三田線 神保町駅(A9出口)より徒歩3分

定 員 30名 (先着順)
参加費 賛助会員:2,000円 一般:4,000円 (知的財産研究所の賛助会員制度)
知的財産管理技能士会会員:3,200円

概要

イノベーションの一大拠点である米国シリコンバレーの成功の秘訣は、カリフォルニア州の営業秘密法にあると言われています。本セミナーでは、まず、近年に大きな注目を浴びたWaymo v. Uber事件や、Apple、Google等のシリコンバレー企業の従業員引抜防止協定等の事例も交えて、米国の営業秘密法の最近の動きとそれを踏まえた実務対応を解説いたします。そのうえで、日本の昨今の法改正も踏まえて日米の営業秘密法を比較することで、日本の営業秘密法制の特徴とそれを踏まえた実務対応を解説いたします。

プログラム

第1部:米国の営業秘密法の最近の動き(40分)

  • 米国の営業秘密保護法制の全体像:UTSAとDTSA
  • シリコンバレーの発展とカリフォルニア州の営業秘密保護
  • 米国における実務対応:従業員発明等の帰属と秘密保持・管理

第2部:日本の営業秘密保護の現状と不正競争防止法の昨今の法改正(40分)

  • 昨今の営業秘密保護強化の流れの概説
  • 営業秘密管理指針の改訂
  • 日本における実務対応:米国の実務も踏まえて

第3部:日米の営業秘密保護法制の比較(30分)

  • 日米の営業秘密保護の特徴
  • 日米の企業における実務対応の相違
  • 日本の情報財保護の国の政策・社内政策の向かう先

略歴

荒木 昭子 氏
Morgan, Lewis & Bockius LLP東京オフィス 弁護士(日本国、カリフォルニア州)
弁理士
国際知的財産保護協会(A.I.P.P.I)Digital Economy委員会 副委員長

Morgan, Lewis & Bockius LLP東京オフィスで、知的財産分野における特にクロスボーダーのライセンスや訴訟業務に従事する。また、営業秘密を含む情報財の分野では、国内外の企業に対し、データ保護や利活用にかかるアドバイスを提供している。

2017年
カリフォルニア大学バークレー校ロースクール(LLM)修了
2017年
Bardehle Pagenberg Partnerschaft mbB(ミュンヘン)研修
同年 カリフォルニア州弁護士登録

また、一定期間、企業に出向してライセンス交渉等にかかる業務に従事した経験も有する。


Top