知財研セミナー
「COMVIK審決から20年 –
欧州特許庁・進歩性審査基準『COMVIKアプローチ』の基礎から応用、そしてAI関連発明への適用まで」
一般財団法人知的財産研究教育財団では、国内外の知財情勢に精通している方をお招きし、知的財産に係る制度運用の動向や注目判決等を皆様にご紹介する活動を行っております。 このたび、IsarpatentのDr. ニノ・ブラトビッチ(欧州・ドイツ・オーストリア弁理士、Isarpatentパートナー)に、「
」と題して、ご講演をいただくことになりましたので、ご案内いたします。 皆様、奮ってご参加ください。開催概要
日 時 | 2022年6月30日(木)16:00-18:00 (日本時間、質疑応答含む) | ||
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講 演 |
「COMVIK審決から20年 – 欧州特許庁・進歩性審査基準『COMVIKアプローチ』の基礎から応用、そしてAI関連発明への適用まで 」 講師:Dr. ニノ・ブラトビッチ IsarpatentのDr. ニノ・ブラトビッチのWEBページへ ※講演は日本語で行います。ただし、プレゼン後の質疑応答の際には、可能な限り日本語にて対応いたしますが、内容によっては英語での回答となる場合がございます。ご了承のほど、よろしくお願いいたします。 |
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開催手段 | Zoom(オンラインセミナー形式) | ||
定 員 | 90名 (先着順) | 参加費 | 賛助会員:2,000円 一般:4,000円 (知的財産研究所の賛助会員制度) 知的財産管理技能士会会員:3,200円 |
質問受付 | 事前に質問がある方は申込フォームの質問欄に記入して下さい。セミナーでは質疑応答の時間を設けるほか、セミナー終了後の講師への質問も受け付けます。質問内容によっては、回答出来ない場合があることをご了承ください。 |
概要
欧州では、「コンピュータ利用発明」の特許出願数が、2000年代初頭より劇的に増加し、現在に至っても年々その重要性を増してきています。これらコンピュータ利用発明など、技術的・非技術的特徴の両方が混在したクレーム発明の進歩性審査基準として、欧州特許庁では、2002年の「COMVIK」事件(T641/00)を判例法とした「COMVIKアプローチ」が用いられています。
この「COMVIK」事件では、混在クレーム発明の進歩性審査の基盤が確立されました。しかしながら、「COMVIK」審決後のこの20年間、IoT、AI、ブロックチェーンや分散型台帳など、新たな技術分野における研究開発が着々と進み、又、今後の更なる技術的躍進も明々白々となっています。このように、発展著しい技術分野では特に、出願人・代理人には、現行の審査基準の他、最新の判例や動向に鑑みた出願対策が求められます。
本セミナーでは、まずは原点である「COMVIK」事件に遡り、現行の審査基準である「COMVIKアプローチ」の基本を復習していきます。そのうえで応用編として、過去20年間の重要な判例、審査実務の動向を解説し、最後に実際のAI関連発明の事例をご紹介いたします。
今回のセミナーでは、参加者の皆様に、特に以下の実務知識を身につけて頂きたく、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
- 混在クレーム発明における技術的特徴と非技術的特徴の見分け方
- 欧州特許庁における混在クレーム発明の進歩性判断の実務
- 混在クレーム発明の際の欧州特許明細書作成のポイント、コツ
略歴
- 2008年
- ミュンヘン工科大学物理学部卒業(Dipl.-Phys.)
- 2011年
- 国立研究開発法人理化学研究所(RIKEN)及び、東京大学に留学
- 2012年
- ミュンヘン工科大学にて博士号取得(物理学 Dr. rer. nat.)
- 2013年
- Isarpatent勤務
- 2016年
- ドイツ弁理士登録
- 2018年
- 欧州弁理士登録
- 2018年
- Isarpatent歴代最年少でパートナー就任
【専門技術分野】
ロボット工学、高エネルギープラズマ物理学、半導体物理学、溶接技術、医療技術、通信技術、コンピュータ利用発明、人工知能 (AI)
【主な活動・取り組み】
- 当所日本部門の代表として、セミナー等の欧州知財制度啓蒙活動や、日本からの顧客サポートにも精力的に取り組む。コロナ後には、定期的な訪日出張も再開予定。
- 以下団体主催による欧州・ドイツ知財に関するセミナー又はワークショップの講師を経験: 知的財産研究所(IIP)、日本国経済産業省中部経済産業局(METI Chubu)、理化学研究所(RIKEN)、日本国際知的財産保護協会(AIPPI JAPAN)、国立大学法人東北大学産業連携機構、東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)、東京理科大学、ミュンヘン工科大学(TUM)
- 日本国特許庁による産業財産権制度各国比較調査研究(実施者: 日本国際知的財産保護協会)に協力
【言語】
ドイツ語(母国語)、英語、イタリア語、日本語
申込
申込の前にご確認下さい。
【受講に際しての注意事項等】
- 本セミナーはドイツとインターネットを介したライブ配信となります。 予期しないインターネット環境の乱れが発生した場合、途中中断の可能性がございます。予めご了承ください。その場合は後日、講師のご承諾を得られた場合に限り、中断時点からオンラインセミナー開催もしくは録画配信を検討いたします。(※参加費の返却はございません。)
- ビデオ会議ツールの設定や接続環境については、事前に設定・確認をお願いいたします。参加者個々の利用環境が異なるため、事務局ではサポートしかねます。
- 会社等のセキュリティの関係でビデオ会議ツールを使用できない場合はお手持ちのスマートフォンやタブレットをご利用下さい。
- 本セミナーにおける複数人での聴講、講義の録音・録画、画面のスクリーンショット、講義資料を申込み者以外の第三者に共有すること、講義資料の二次利用については禁止されております。
【申込後の流れ】
- 1.請求書
- 請求書は郵送もしくはメールでお送りします。
振込手数料は申込者の負担でお願いいたします。 銀行発行の「ご利用明細票」等をもって代金の領収書に代えさせていただきます。 - 2.参加URLの送付
- 6月27日(月)にお送りします。
- 3.資料データの送付
- 6月29日(水)17時以降、開催前までにお送りします。
【キャンセルについて】
キャンセルの場合は6月29日(水)17時までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルについては参加費を請求します。
代理出席は不可です。
一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産研究所
セミナー事務局
E-mail:iip-seminar0630@fdn-ip.or.jp
電話:03-5281-5672(土日祝祭日をのぞく10:00 - 17:00)