日中共同研究事業 令和5年度 第2回会議

2023年10月20日、21日、知財研は、「令和5年度知的財産保護包括協力推進事業」(特許庁委託)の一環として、中国側の共同研究者に日本の制度についての理解を深め、日本の産業界や実務家の意見・要望を聞き、意見交換を行うために、東京において第二回会議を開催しました。

意見交換会(10月20日)

午前は日本を代表する企業の1つである三菱電機株式会社を訪問し、知財ご担当者の方々より同社の三菱電機知的財産センターのご紹介やパテントプール活動に関する説明を受け、意見交換を行いました。
午後は、産業界を代表して一般社団法人日本知的財産協会、日本商標協会より「中国特許実務上の若干問題」、「企業商標実務における不使用取消審判制度」、「独禁法に関する若干問題」、「商標制度における使用主義的側面に関する比較研究ー日本の商標制度における使用主義的規定について 」と題してご講演いただき、産業界や産業財産法やその隣接する法律又はその運用に関して、どのような改善を求め、ご要望があるか等、意見交換を行いました。

令和5年度日中事業 第二回研究者会議

研究者会議(10月21日)

日中両国から実務家をお招きし、本年度の研究テーマ「知的財産権の行使と独占禁止法の適用に関する比較研究」、「商標制度における使用主義的側面に関する比較研究」に則して、実務的な観点からご講演いただき、更に、意見交換を行いました。これにより、日中の知的財産権制度の実情についての情報を交換し、相互理解を深めました。 次回は、来年の1月に、中国の政府関係者を対象として、日中共同研究の研究成果の発表会を開催する予定となっています。

令和5年度日中事業 第二回研究者会議


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