日中共同研究事業 令和4年度 第一回会議
2021年6月30日、当研究所は、「令和4年度知的財産保護包括協力推進事業」(特許庁委託)の一環として、オンラインで第一回会議を開催しました。
研究者会議(6月30日)
令和4年度事業の第1回目の会議では、日中の共同研究者により、研究テーマの問題意識、研究の方向性等についての報告及び意見交換を行いました。
テーマ1 知財に係る紛争事案の解決に関する研究
管育鷹 教授(中国社会科学院)
「専利侵害の先使用における例外要件の検討」
曹新明 教授(中南財経政法大学)
「専利侵害の均等理論の若干問題の研究」
張鵬 専任研究員(中国社会科学院)
「予測可能性は均等侵害の制限基準を構成すべきか‐最近の中国の実務を中心に」
田村善之 教授(東京大学)
「役割分担の観点からみた日本の均等論の制度論的研究」
𠮷田広志 教授(北海道大学)
「パブリック・ドメイン保護制度としての先使用制度の活用可能性(仮)」
テーマ2 商標権に基づく不当な権利行使に関する研究(冒認登録された商標権の権利行使に対する権利濫用の抗弁など)
呉漢東 教授(中南財経政法大学)
「商標の不当登録の無効結果と濫用規制」
李明徳 教授(中国社会科学院)
「商標権不当行使に係る問題の研究」
顧昕 主席研究員(CNIPA知識産権発展センター)
「中国における商標権濫用理論の適用及びその点検」
小塚荘一郎 教授(学習院大学)
「日本法における商標権の権利濫用」
金子敏哉 教授(明治大学)
「商標権に基づく不当な権利行使による法的責任(日本法の観点から)」